会社設立のデメリット
会社設立のデメリットも知っておく必要があります。
- 費用がかかる
会社組織にした場合、少なくとも6万円以上の費用が掛かってしまいますので(合同会社の場合で6万円、株式会社の場合は20万円以上)、安く事業をはじめなければならないということであれば、この点はデメリットということになります。
- 事務負担の増大
会社の場合、個人事業の場合と比べて、作成しなければならない書類が多くなります。例えば、株式会社の場合、決算が終了するごとに官報等に決算公告をすることが義務付けられています。これは無料でできるわけではありません。その他、社会保険関係、法人税関係の書類等の作成はかなりの負担になります。本来は個人事業であってもこれらの書類を厳密に作成することが望ましいことは当然ですが、会社組織にしますとこれらの点であいまいなままではすまされないということになります。
これらのデメリットを認識したうえで、事業の発展のために会社組織にすることが必要であるという決断のうえに経営者は会社設立に乗り出すということになります。