ケイシンって?
一般人にはなじみのないケイシンってなんでしょう?
建設業の社長さんがよく口にするケイシンとは、「経審」=「経営事項審査」=公共工事を受注したい場合の手続きのことです。「経営事項」の「審査」の先頭の2文字をくっつけた略語になります。
建設業界は、国や都道府県、市町村が発注する公共工事を請け負い施工することで発展してきた歴史があります。国や都道府県等は、土木工事、建設工事などを自ら行う技術や人員を常備していることはないので、社会にとって必要な建物や土木建築物を作るために多額の資本が国や地方公共団体から民間業者に流れ込みます。ここ20年間、公共工事を抑制する風潮が続き、建設業者にとってはやや冬の時代でしたが、今なお公共工事は未来永劫なくなることのない建設業者の大切なお客様なのです。コロナ後の当面の間は、景気回復のために大量の資金が公共工事を通して建設業界に投じられると考えられていますので、入札に参加できるか否かは建設業者の発展を左右する大きなカギになります。
公共工事を元請業者として請け負うには、建設業許可を受けていることが大前提として、その上で「経審(経営事項審査)」を受けて「入札参加資格」を取得しておかなければなりません。入札参加資格を得れば晴れて「役所等の発注機関が持っている取引業者のリストに載ること」ができます。経審を受けて入札参加資格を得て、はじめて役所と取引ができる、公共工事を受けられる業者となることができるのです。
これから建設会社を設立される方は、建設業の許可を得るのはもちろんですが、経審を受けて入札参加資格を得ることまでを当面の目標とされるでしょうし、長年、建設会社を経営しておられる方は、経審で高い評価を受けて入札に参加していくことが会社のますますの発展につながっていきます。
最近社長がしょっちゅう言ってるケイシンってなに?新米の俺にはわからないよ~
ケイシンって経営事項審査のことですよ。建設会社の通知表みたいなものよ。ちじめて経審。入札できる公共工事の規模もこれで決まるのよ。
そうなんだ!だから社長も先輩の社員もみんなたいへんそうなんだ!やっとわかったよ~
ただでさえ難しい建設業の業務の中でも経審の関連業務は特に複雑で難しいのよ。経審についてもっと知りたかったら問い合わせてね。しっかりわかりやすくご説明しますよ♬